InstagramやTwitter、Facebookなど各種SNSを集客に活用している方は、それらのDMで予約を受けている方が多いと思います。
もちろんDMで不便がなければそのままで全然問題ないですが、お客様が増えてくると新規のお客様と既存のお客様、他の仕事の問い合わせ、セールスなど、いろいろなDMが届くようになり管理がなかなか大変になってきます。
たとえば既存のお客様だけでも専用の予約ツールに移行してもらえばかなりスッキリします。
この記事では予約受付に便利なアプリ・ツールをいくつかご紹介しているので参考にしてみてくださいね。
予約アプリ・ツール一覧
LINE公式アカウント（旧 LINE@）
現役で活躍しているフリーランス美容師さんのほとんどがお客様からの予約に活用しているのが「LINE」です。
LINEなら若い方から中高年の方までほとんどの人が使っているので、LINE予約にしておけば問題ないでしょう。
LINEなら文字だけでなく画像を送れるので事前にスタイルの相談などもできます。
ただプライベートでも使っている普通のLINEでお客様からの予約も受け付けてしまうと、プライベートと仕事のLINEがごちゃごちゃになってしまいます。
そこで便利なのがLINE公式アカウントです。（少し前までLINE@というサービス名でしたが、LINE公式アカウントに変更されました。）
LINE公式アカウントは店舗や企業などがお客様とLINEでつながるためのサービスです。
普通のLINEと同じようにお客様とチャットや通話ができるだけでなく、LINE公式アカウントならではのいろいろな機能が使えます。
これだけの機能を使えて無料で始められます。
無料プランだとメッセージ送信数が月間1,000通までに制限されますが、フリーランス美容師として個人で使う分には無料プランで十分です。
LiME（ライム）
ちょっとLINEに字面が似ていますが、LiME（ライム）と言います。
フリーランス美容師のために美容師自らが企画設計し制作した予約管理・カルテ管理アプリです。
シェアサロン最大手「GO TODAY SHEiRE SALON」さんも採用しており、美容師管理アプリ業界シェアNO.１となっています。（2019年LiME株式会社調べ）
LINE予約に対応しており、お客様はLINE上でメニューやスケジュールを確認して予約ができます。
ホットペッパービューティーと連携できるので、予約のブッキングを防ぐこともできます。
LiMEの全機能一覧
- サロン管理機能(パソコン版LiME)
- 予約時の席数超過アラート機能
- ホットペッパー連携
- セキュリティ
- ワンタイムパスワードログイン
- 顧客情報ロック機能
- 顧客情報権限機能
- 顧客管理
- プロフィール登録
- お気に入り登録
- お客様自身でのカルテ登録ページ
- お客様毎の来店データ表示
- カルテ管理
- 写真保存
- メモ(薬剤簡単入力、テンプレ、音声入力、過去履歴入力)
- スケッチ
- アシスタントメモ
- カルテ共有機能
- 施術写真の共有
- ヘアケアメモの共有
- カウンセリングシート機能
- 予約管理
- プライベート予定作成
- ネット予約機能
- URL予約(ホットペッパーと同じ)
- アプリ予約
- ライン予約
- クーポンやオススメニュー作成
- 相談予約機能
- 来店周期通知の受け取り
- ライン@連携(LINE公式アカウントとの予約連携)
- プロフィール作成
- インスタ連携
- YouTube埋込
- 衛生管理表示
- お客様のレビュー投稿
- レビューへの返信投稿
- インスタ画像自動生成
- 美容師の紹介文投稿
- 売上レポート
- サロン全体
- スタイリスト毎
- お客様の来店履歴
- 上記レポートのCSVダウンロード
- LTVレポート
- メッセージ
- メッセージ定型文機能
- メッセージ一括ターゲット配信
- カード決済(Stripe社の決済機能)
- 新規集客機能
- 自動オススメメニュー提案
- 予約日程の自動提案
フリーランス美容師が欲しい機能が盛りだくさんとなっています。
| １ヶ月の売上 | 月額料金 |
|---|---|
| ５２万円まで | ９００円 |
| ５３～６６万円 | １８６０円 |
| ６７～８４万円 | ２８２０円 |
| ８５万円以上 | ３７８０円 |
すべての機能が使えて最安で月額９００円、最高値でも月額３７８０円と非常にリーズナブルな料金設定となっています。
またフリーランス美容師が働く美容室やシェアサロンが使える「LiMEsalon」というアプリもあります。
Repitte（リピッテ）
リピッテはLINE公式アカウントと連携させることで機能する自動予約管理システムです。
お客様はLINEチャットでメニューや日時を選んで簡単に予約を取れます。
LINE公式アカウントだけだとお客様とのやり取りは手動で行う必要がありますが、リピッテを導入し事前にメニューなどを設定しておくことで、自動で２４時間予約受付ができるようになります。
予約管理機能もついており、外部の予約サイトとの連携もできるのでダブルブッキングも防止できます。
最終来店から間が空いたお客様や誕生日のお客様など、条件に当てはまったお客様にメッセージを配信する機能など、顧客フォローの機能も充実しています。
フリーランス美容師が一人で使う分には、月額２０００円～と利用しやすい料金設定となっています。
Suzume
「小さなサロン・フリーランス美容師のための予約システム」がキャッチコピーの予約システムです。
アプリではなくWeb上で使う形となります。
個人事業主のしろもふファクトリーさんが開発・運営されておりサービスの信頼性・継続性という面では若干不安はあります。
とはいえ一人で使う分なら予約件数に関係なく無料で使えるのは大きなメリットです。
「できるだけお金をかけずにカンタンに予約システムを用意したい！」という場合には試してみてはいかがでしょうか？
ペライチ
ペライチはテンプレートやパーツを選んでいくだけで、誰でも簡単にホームページを作成できるサービスです。
無料プランでもホームページを作成できますが、月額１０００円の予約オプション機能をつけることで、ホームページに予約機能を追加できます。
美容師だけでなく、飲食店やホテル、整体院など様々な業種に対応できる汎用的な予約機能なので、設定には少し工夫がいるかもしれません。
予約機能だけでなく、フリーランス美容師としてのアピールをするホームページも持ちたいという方にはおすすめのサービスでしょう。
ただしペライチというサービス名の通り、１ページもしくは数ページのみのホームページを想定したサービスなので、ブログなどを書いて頻繁に更新していきたいという方には向いていません。
その他の予約アプリ・ツール
リリースされたばかりで未知数だったり詳細があまり分からないけれど、フリーランス美容師の予約に使えそうなサービス・アプリを一応紹介しておきます。
APO（ https://apo-biz.com/ ）
美容師、ネイリスト、アイリストなどフリーランスで活動する様々な業種の方向けの予約アプリです。
fankuru（ https://fankuru.jp/ ）
LINE@でリピート率に特化した集客ができるというサービス。LINE＠での24時間予約受付にも対応しているとのこと。
Summon（ https://summon.jp/ ）
スマホだけで簡単に予約機能付きのホームページを作れるアプリ。iOS版のみ。
予約方法を決めるポイント
いろいろな予約ツールをご紹介しましたが、結局どれを使えばいいのか分からない！という方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
電話予約はできるだけ避けたい
フリーランス美容師は美容院のように受付スタッフやアシスタントはいないので、予約受付・管理、お客様の対応、経理、薬剤等の仕入れ・管理、掃除など、基本的にすべての業務をひとりで行わねばなりません。
電話は他の業務をすべて中断して対応せねばならず、他のお客様の対応中だと電話に出ることができず失客にも繋がりやすいです。
電話の方が良いというお客様もいらっしゃるので、完全に電話予約をやめるわけにはいかないとは思いますが、極力、LINEやLiMEなどのアプリを使った予約に切り替えていくようにしましょう。
まずはLINE公式アカウント（旧 LINE@）から始めよう
LINEでの予約はもっとも手軽で簡単です。
日本人のLINEの利用率は７割近いので、ほとんどのお客様がLINEを使っています。
こんな感じで軽く相談しながらメニューや日時を調整していけばOKです。
スケジュール管理やカルテ管理など一歩進んだ機能ならLiME
LINEチャットで予約を受けた場合、予約のスケジュール管理は別にする必要があります。
グーグルカレンダーなどのWebサービスや、紙のスケジュール帳などご自身が使い慣れたツールで管理すればOKです。
もしそれらの予約スケジュールの管理や、お客様のカルテ管理、レジ機能や売上管理など、諸々の業務を総合的にひとつのアプリで管理したいなら「LiME（ライム）」がおすすめです。
「LiME（ライム）」はフリーランス美容師のために、美容師自らが欲しい機能を開発したアプリなのでかゆいところに手が届く機能が満載です。
有料にはなってしまいますが、ホットペッパービューティーのサロンボードや、カミングスーンなど、従来の美容室向けの予約システムは最低でも月額数万円はかかります。
そのようなものと比べればLiMEの値段設定は非常にリーズナブルです。
まとめ
フリーランス美容師の予約ツールは、まずはLINE公式アカウントを使ってみて、もっといろいろな機能が欲しくなればLiMEを検討するって感じでOKじゃないでしょうか？
もちろんInstagramなどのDMのままで問題なければそれでOKです。
どのような方法で集客するのかにもよっても最適な予約受け付けの方法は変わってくるので、集客方法と合わせて予約方法も検討しましょう。
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